パンとスープとネコ日和

帰省中、素敵なドラマに出会いました。
WOWOWの連続ドラマWで放映されていた、「パンとスープとネコ日和」。
私はAmazon Primeで、全４話を binge watch しました。

母親と二人暮らしの編集者・アキコさんが、お母さんの突然の死や、会社の異動の相談をきっかけに、お母さんがずっとやってきた食堂を継ぎます。
昔ながらの「食堂」から「日替わりサンドイッチとスープのお店」に一新して、近所の人々やバイトのしまちゃん、ネコのたろ、お店にくるいろいろな人たちに出会っていくお話。

「かもめ食堂」のように、時間がゆっくり流れていって、
本当に静かな、日常の音の中だけで進んでいくお話が、とても心地よかったです。
特にドラマチックで派手な感じはないんだけれど、それがいい。
むしろ「うん、こういう距離感って、すごく本物っぽい」って思うシーンがたくさんでした。

小林聡美さん、もたいまさこさん、加瀬亮さん、絶妙な相性の中に、伽奈さん演じるしまちゃんが、すごくぎこちなくて、でもまっすぐで、すごくかわいかった〜。

なによりも、小林聡美さん演じるアキコの暮らし方が、シンプルで、丁寧で、悩みながら模索していて、とても魅力的でした。そして、小林聡美さんのお料理って、なんでこんなにテンポがよくって、美味しそうに作るんだろーう。大好き。

そしてやっぱり、結局は食堂で出しているサンドイッチとスープに目が釘付けで、小さなメニューを頑張って読み取ろうとしては、母と「私だったらこっちのを選ぶ」といちいちコメントしていたのでした。笑